「お前みたいなバカは死ね」 看護学院パワハラ52件 北海道が謝罪

阿部浩明
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 北海道立江差高等看護学院などの教員らによる学生へのパワーハラスメント問題で、道は29日夜、学生や保護者を対象に函館市で説明会を開き、パワハラ行為を認めて謝罪した。今後、加害教員から学生に直接謝罪させるほか、「学生に多大な苦痛を与えた」教員を異動させるという。

 道地域医療推進局の岡本収司局長は説明会の冒頭で、「傷つき悩み、苦しみ、心穏やかに過ごせなかった学生やご家族に心からおわび申し上げる」と謝罪。第三者調査委員会(座長・山内良輔弁護士)から提出された調査概要について説明した。

 第三者委によると、被害を訴えた学生への聞き取りから、101件を調査対象として精査。うち江差高等看護学院34件と紋別高等看護学院18件の計52件をパワハラと認定した。

 中でも江差学院の副学院長は19件と最も多かった。3カ月間にわたって執拗(しつよう)に始末書を書かせたり、「ペンでぶっ刺すぞ」「殴る蹴るの暴行をしたくなる」「お前みたいなバカは死ね」といった暴言を浴びせたりしたことが確認されたという。

 聞き取りをした学生24人のうちパワハラを受けたと認定された14人には、本人の意向を確認したうえで、教員から直接謝罪させるという。休学中の4人については、復学や単位認定など救済策を検討する。また、学院運営アドバイザーの設置や、教員の資質向上のための研修などにも取り組むとしている。(阿部浩明)