イラン、隣国を舞台にイスラエルと火花 「この地域に邪魔者がいる」

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テヘラン=飯島健太
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 イランが北に接するアゼルバイジャンへの不信感をむき出しにし、軍事的な圧力を高めている。背景には宿敵イスラエルの存在がちらつく。(テヘラン=飯島健太

 イランは北西部のアルデビル州や東アゼルバイジャン州などでアゼルバイジャンに接する。国境沿いのいくつかの街では夏以降、トラックが長蛇の列をつくる異様な光景が度々目撃されているという。アルデビル州アルデビルの70代女性は「数キロぐらい連なって止まっていた。見たことのない不思議な状況だった」。

 発端は8月、東アゼルバイジャン州ヌルドゥズとアルメニアの首都エレバンを結ぶ道路の一部区間に、アゼルバイジャンが検問所を置き始めたことだ。

 全長約400キロのうち、検問所ができた区間は約20キロ。イランから荷物を運ぶ運転手たちは突然、通行するための許可証や「税」を求められることになった。9月には、イラン人運転手2人が検問所で拘束される事態も起きた。

 アルデビル州からエレバンへ向かう際も同じ区間を通るため、各地の国境地点で大渋滞を引き起こすことになった。

 背景には昨年、アゼルバイジャンとアルメニアが争うナゴルノ・カラバフ地域をめぐる軍事衝突がある。

 同地域はアゼルバイジャン領…

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