30年ぶり広島勢対決 広陵VS広島商で決勝 秋季中国地区高校野球

松尾葉奈、寺島笑花
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 第137回秋季中国地区高校野球大会(中国地区高校野球連盟主催、朝日新聞社など後援)は30日、山口マツダ西京(山口市)で準決勝2試合があり、広陵と広島商がいずれも勝利した。31日午前10時から同球場である決勝は1991年に2校が対戦して以来、30年ぶりの広島勢対決となる。

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 広陵が終盤の猛攻で逆転勝ちした。1点を追う三回、2死から内海と田上の三塁打を含む3連打で逆転。再び勝ち越されたが七回、相手の失策などで1死満塁とし、内海の単打と真鍋の三塁打などで5点を加えた。投げては森山、中谷、内海の継投で被安打5に抑えた。岡山学芸館は二回、死球に足を絡め好機を作り先取点。四、五、八回には保科の適時打などで加点したが及ばなかった。

 投打で活躍した内海は同点とする七回の適時打を振り返り、「得点圏の場面で1点がほしかった。絶対、外野に飛ばそうと打席に立った」。4打点の活躍で、内海に続き、勝ち越しの適時三塁打を放った真鍋は「狙っていた直球だった。芯に当たったので、抜けてくれという気持ちだった」と話した。

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 広島商が打者10人の猛攻で試合をひっくり返した。3点を追う八回、2安打や死球で無死満塁とし、得山の左前打で1点、押し出し四球でさらに1点を返す。なおも1死満塁で代打竹下が2点適時打を放ち逆転。植松の適時二塁打で3点を追加して突き放した。倉敷工は初回、日向の適時二塁打で1点先取。二、五回にも各2点を加えて試合を優位に進めたが、終盤に投手が崩れた。

 八回、変化球を捉えて逆転打を放った竹下は「ランナーを絶対に返すと思って打席に入った。食らいついてやろうと打った」。荒谷忠勝監督は「序盤はエラーがあり流れが悪かったが、粘りを見せた。選手は一番しんどいところでがんばってくれた」と語った。(松尾葉奈、寺島笑花)