秋季東海高校野球が開幕 中部大春日丘(愛知3位)は初戦で姿消す

仲川明里
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 第74回秋季東海地区高校野球大会(東海地区高校野球連盟主催)が30日、愛知県岡崎市民球場で開幕した。1回戦で中部大春日丘(愛知3位)は3―6で津商(三重2位)に敗れた。大垣日大(岐阜2位)は7―2で静岡(静岡3位)に逆転勝ちした。31日は刈谷と岡崎市民球場で4試合があり、享栄(愛知1位)は大垣日大、至学館(愛知2位)は岐阜第一(岐阜3位)と、それぞれ対戦する。

 3点を追う五回表2死一、二塁。中部大春日丘の9番宮下幸土(ゆきと)選手(2年)は「とにかく来た球を打つ」。フルカウントからの6球目、スライダーに食らいついた。打球は左翼手の頭上を越え、2点適時三塁打に。ベンチからの歓声にガッツポーズで応えた。

 津商との対戦が決まると、三重県大会の映像で相手投手を研究。特に左腕の古田宏紀投手(2年)の右打者の内角に食い込む「クロスファイア」が目に付いた。打撃練習ではマシンの位置を正面からずらして打ち込むなど対策を練った。

 4点を追う九回表2死一、二塁でも打席が回ってきた。「監督がベンチで『宮下が当たっているからみんなで宮下に回すぞ』と言ってくれたので、その期待に応えたかった」。古田投手から今度は中前適時打を放って粘りをみせた。

 2安打3打点で、チーム全得点をたたき出したが初戦敗退。宮下選手は「打線のつながりや守備の面で強豪校とのレベルの差を感じた。この負けを糧にして夏に向けてまた成長していきたい」と前を向いた。(仲川明里)