「ガラス細工」に賭けたけど…立憲は伸びず 参院選の共闘にも暗雲

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 野党側は、衆院選で初めての「野党共闘」によって、多くの小選挙区で与党と接戦を繰り広げた。ただ、競り負ける選挙区もあり、野党・第1党の立憲民主党の議席は伸びなかった。支持団体の連合には、共産党との関係に不満がくすぶっている。来年の参院選に向けて、野党共闘路線に課題を残した。

 「自民党が強いと言われていたところでも接戦に持ち込めた。一定の成果があった」。立憲民主党の枝野幸男代表は31日夜の記者会見で、野党共闘について、こう語った。

 立憲、共産、国民民主、れいわ新選組、社民各党などで小選挙区の75%にあたる217選挙区で候補者を一本化。枝野氏は「政権の選択肢を示す」と意気込んだ。かつて野党が乱立して与党を有利にさせてきた状況から、与野党が一対一で激突する接戦区が増えた。

 野党共闘の象徴区となった東京8区では、新顔の吉田晴美氏が自民の石原伸晃元幹事長を破った。神奈川13区でも新顔の太栄志氏が自民の甘利明幹事長を破り、野党候補を一本化した効果はあったと言えそうだ。

 ただ、立憲にとって、自民党を単独過半数割れに追い込むのに必要な「140議席前後」という事実上の勝敗ラインを下回った。一本化した217選挙区でも、野党側は公示前の51議席から11増、立憲の小選挙区全体の議席も48議席から9増で効果は限定的だった。

 伸び悩んだ原因の一つに、新…

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2021衆院選

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