元交際相手を殺害容疑、会社員の男を逮捕 「怒りがこみ上げた」

吉田啓
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 知人女性を殺害したとして、福岡県警は1日、福岡県中間市岩瀬4丁目の会社員、篠田勝治容疑者(52)を殺人容疑で緊急逮捕した。容疑を認めているという。

 小倉北署によると、篠田容疑者は1日午前0時40分ごろ、北九州小倉北区上富野3丁目のアパート敷地内で、このアパートに住む元交際相手の内田理恵さん(49)を刃物で刺して殺害した疑いがある。「内田さんを待っていた。帰宅した内田さんと口論になり、怒りがこみあげて刺した」と供述しているという。

 「女性の叫ぶ声を聞いた」と近隣住民から110番通報があり、駆けつけた警察官が、階段踊り場付近に倒れている内田さんを発見。左胸から背中にかけて複数の刺し傷や切り傷があり、その後搬送先の病院で死亡が確認された。司法解剖の結果、死因は背中の刺し傷による失血だった。

 関係者の話から、篠田容疑者が浮上。1日午前2時24分ごろ、同市若松区内で車に乗った篠田容疑者を見つけた。持っていた刃渡り10センチの折りたたみナイフが事件に使われたと、署はみている。

 小倉北署には10月14日、内田さんから「交際を拒否しているにもかかわらず、元交際相手(篠田容疑者)から継続して電話やメールがくる」との相談が寄せられていた。署は同日、篠田容疑者に電話やメールを送らないよう指導したが改められず、20日にストーカー規制法に基づく禁止命令を出していた。

 署は内田さんと継続して連絡を取っていたといい、小江宏和副署長は「被害者の意向を踏まえた必要な措置を講じたものと考えている」とのコメントを出した。(吉田啓)