真打ち登場、立浪和義新監督は「嫌われた監督」になれるか? 

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竜党のつぶやき 中日ドラゴンズへの深すぎる愛

 中日ドラゴンズに立浪和義新監督が誕生した。

 いよいよ「真打ち登場」だ。

 竜党なら特別な「立浪好き」でなくても、3代目ミスタードラゴンズの監督就任に、期待で胸が膨らむだろう。

 今さら言うまでもないが、輝かしい球歴の持ち主だ。

中日ドラゴンズにまつわる話題をお届けします。コラム「竜党のつぶやき」は毎月第1火曜日に配信します。

 大阪・PL学園高野球部主将として春夏の甲子園連覇、ドラフト1位指名、遊撃手での開幕スタメン、新人王、内野3ポジションでのゴールデングラブ賞、そして誰の記憶にも残るジャイアンツとの10・8決戦での左肩脱臼……。

 通算22年の野球人生に、打撃タイトルという勲章はなかった。

 だが、プロ野球最多記録で、当分破られそうもない「487二塁打」は天才打者の証しといえる。広い本拠のドームでは、二塁打こそ「野球の華」とも言える。本拠での現役最後の打席が二塁打だった事実は象徴的である。

 何よりも勝負強さが抜群だった。

奇跡の3ラン

 サヨナラ満塁本塁打も2本打っているが、今でも私の目に焼き付いているのは、2004年の日本シリーズ第2戦の七回裏、松坂大輔から放った同点3ランだ。

 この試合はナゴヤドームのけっこう上段の内野席から見ていた。小柄な体がくるりと回転し、芯で「はじき返された」という表現がぴったりの打球が、あっという間に右翼スタンドへ飛んでいった。

 美しく感動的な軌道だった。満員のスタンドが歓喜で生き物のように揺れた。あれほどの大きな歓声は今に至るまで聞いたことがない。テレビでの実況アナは「奇跡の3ラン」と連呼していた。

 松坂の速球だった。

 身長173センチ、体重70キロと小柄でも、タイミング良くコンパクトに振ればスタンド越えする。その模範解答のスイングで、150キロ近い速球にめっぽう強かった。

 同じように大柄とは言えない根尾昂が目指すべき究極の理想形ではないかと思う。

 新政権への期待に胸が高鳴って、就任会見まで、2週間くらいはずっとツイッターやユーチューブなどで立浪情報をあさる日々が続いた。

 その中に、ユーチューブの「ピカイチ名古屋チャンネル」があった。元CBCアナウンサーの久野誠氏が立浪氏にインタビューするシリーズで、9月に収録された番組だ。久野氏は何の遠慮もなしに、新監督決定寸前の立浪氏に迫っているのだが、その中で、彼が仕えた星野仙一落合博満両元監督と比較して、非常に面白いたとえを紹介していた。

「高温やけど」と「低温やけど

 「あるドラゴンズOBが、こ…

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