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塩野義、コロナワクチンの最終治験を今月開始

新型コロナウイルス

田中奏子
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 塩野義製薬は1日、開発中の新型コロナウイルス感染症のワクチンについて、11月中に最終段階の臨床試験(治験)を始めると明らかにした。2022年3月までの実用化を目指す。

 同社は20年12月に治験を開始。感染を防ぐ「中和抗体」の量が十分に増えなかったため、ワクチンに混ぜる補助剤を変更し、7月から初期の治験をやり直した。10月下旬からは国内の3千人を対象とした次の段階の治験を進めている。

 国に承認申請するには、さらに大規模な最終段階の治験が必要となる。同社は11月から、開発中のワクチンの効果をプラセボ(偽薬)と比較する試験をアジアで、すでに承認されているほかのワクチンと比較する試験を国内外で始める。

 1日に開いた21年9月中間決算の会見で、手代木功社長は「下期にどう製品化するか、勝負の時を迎えている。ワクチンは非常に良いものができている」と手応えを口にした。ワクチンは3回目の接種(ブースター接種)用としても承認を目指し、11月中に国内外で治験を始める予定。

 同社はまた、最終治験中の飲み薬タイプのコロナ治療薬について、国内の感染が落ちつき治験に必要な患者数を集められないため、シンガポールや韓国、英国など海外の患者も含めて最大2千人を対象に実施すると明らかにした。従来の予定通り、年内の承認申請を目指す。(田中奏子)

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