最高裁裁判官の国民審査、公表見通し立たず 沖縄で開票作業トラブル

阿部峻介
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 10月31日に行われた最高裁裁判官国民審査について、那覇市で開票作業をめぐるトラブルがあり、総集計の公表が当初の見込みより遅れた。総務省は全国の自治体の開票データがそろってから公表するが、1日午後9時時点で公表の見通しが立っていないという。

 那覇市選管によると、有権者に渡した投票用紙の枚数に対し、集計した「投票総数」が約200枚少ないという。原因を調べても解明できず、約200票少ない状態で集計結果とするかどうかを沖縄県選管や総務省と調整しているという。

 国民審査は、×印が有効票の半数を超えると解職される仕組み。衆院選と同時に行われ、通常は投開票の翌日に結果が公表される。

 今回の審査対象は、裁判官15人(長官、判事14人)のうち2018年1月~今年9月に就任した判事11人。過去24回でのべ179人が審査を受けたが、最も×が多かった人でも15・17%(1972年審査)で解職に至った人はいない。03年からの6回では10%を超えた例がなかった。(阿部峻介)