日本ハム退任の栗山監督、同じ名の町との終わらない関係
川村さくら
プロ野球日本ハムを10年率いた栗山英樹監督は名字が縁となり、監督就任前から北海道栗山町とかかわりが深い。監督時代は町内の自宅からホームグラウンドの札幌市豊平区の札幌ドームへ通った。2度のリーグ優勝、2016年には日本一を地元にもたらした。地元ファンにとっては退任しても栗山監督とのかかわりは終わらない。
「栗さんにはいっぱい幸せをもらったよ。これからもよろしくね」。「北海道日本ハムファイターズを応援する栗山の会」の応援団長を務める会社役員の渡部晃一さん(63)は話す。
栗山町は札幌市から東に約35キロ、車で1時間ほどの所にある。人口1万1千人ほどののどかな町だ。町名はアイヌ語で「ヤム・ニ・ウシ(栗の木が繁茂しているところ)」に由来する。
栗山監督と町との縁は199…