土偶の表情がユーモラス 橿考研博物館が再オープン、古代史楽しんで

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清水謙司
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 この冬、古都で古代史を学んでたっぷり楽しむのはいかが。奈良県橿原考古学研究所付属博物館(橿原市)が3日、リニューアルオープンする。「卑弥呼の鏡」とも言われる黒塚古墳の出土鏡のすべてや、高松塚古墳の壁画「飛鳥美人」の複製陶板など約900点を新たに展示する。「日本最大」や「日本最古」と呼ばれる出土品も並ぶ。

 リニューアル後は国宝や重要文化財など計約3600点超が展示される。常設展では展示品を定期的に入れ替え、繰り返し来館してもらえるよう工夫する。

 リニューアルを記念する形で特別展示室では、天理市の黒塚古墳から出土した三角縁神獣鏡33面がそろい踏みする。卑弥呼が中国・魏からもらった鏡とも伝えられている。画文帯神獣鏡1面も見ることができる。

 常設の展示室は「旧石器弥生時代」「古墳時代」「飛鳥~室町時代」に分かれている。「旧石器~弥生時代」では、橿考研で発掘した土偶がほぼすべて展示される。中でもユーモラスな表情が大人気の観音寺本馬遺跡(橿原市・御所市)の土偶が目を引く。邪馬台国の有力候補地とされる纒向(まきむく)遺跡桜井市)の出土品も並ぶ。

 橿考研の過去20年の古墳調査成果を一堂に集めた「古墳時代」では、メスリ山古墳(同市)の日本最大の大型円筒埴輪(はにわ)が複数そびえる。藤ノ木古墳斑鳩町)から出土の国宝遺物は、金色の輝きが見事だ。

 「飛鳥~室町時代」には旬な展示品がそろう。高松塚古墳(明日香村)の飛鳥美人(西壁女子群像)の複製陶板は、発見当時の色彩や質感が忠実に再現されている。同古墳の極彩色壁画は2022年に発見50周年になり、注目の展示品となりそうだ。

 県などが世界遺産登録を目指す「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」の構成資産の一つ、牽牛子塚(けんごしづか)古墳(同村)の出土品もある。奈良市興福寺旧境内で見つかった日本最古とされる将棋駒など、中世の遺物もそろう。

 入館料は一般400円、高校・大学生300円、小・中学生200円。原則月曜日が休館で、臨時休館日もある。博物館は空調設備や展示ケースの改修などのため、2018年12月末から休館していた。11月2日は、報道機関向けの内覧会があった。

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