FB仮想空間・メタバース 「SNSの教訓生かす」 幹部に聞いた

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サンフランシスコ=五十嵐大介
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 米フェイスブック(FB)が社名を「メタ」に変えて取り組む「メタバース」と呼ばれる仮想空間。FBをめぐる批判が強まるなか、同社は何を目指すのか。同社のメタバース部門のトップ、ビシャル・シャー氏が朝日新聞のオンライン取材に応じた。

――御社の仮想空間を手がける「リアリティーラボ」はどんな組織で、何をしているのですか

 我々は三つの部門に分かれている。一つは広範囲な技術を研究する部署で、今後10年から15年の次世代コンピューティングを構築するために必要な技術の研究をしている。これらのディスプレーや音声などの技術は今は世界に存在しておらず、我々が生み出さないといけないものだ。

 二つめが、仮想現実(VR)や拡張現実(AR)などの物理的なハードウェアを手がける部門。三つめがソフトウェアだ。ゴーグルなどの端末だけでなく、携帯電話やパソコンなどをつなぐソフトウェアを研究している。

端末のセンサーで顔の表情も表現

――社名変更を発表した先月28日のイベントでは、人の表情も表現できる端末が紹介されていました。

 あれはまだ開発中だが、なぜ我々がこうしたものを開発しているかというと、人と人をつなぐことを重視しているからだ。誰かと会話をするとき、物理的なやりとりにはかなわない。今日のやりとりも同じ部屋にいたとすれば、最も濃密なやりとりができるが、こうして画面越しだと「一緒にいる」という感覚の多くを失う。

 我々の初期のVR機能では…

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