道内の野党共闘、「プラスもマイナスも」 票上積み、想定通り進まず

有料会員記事2021衆院選

榧場勇太、西川祥一、三木一哉
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 10月31日投開票の衆院選で、立憲民主党は北海道内12選挙区では5議席、比例道ブロック(定数8)では3議席と計8議席の獲得にとどまり、道内全20議席の過半数に届かなかった。小選挙区では9選挙区で共産党などとの野党統一候補を立てたが、解散前より1議席減。野党共闘の効果は「プラスもマイナスもあった」(関係者)と限定的で、今後の共闘のあり方に課題を残した。2日には立憲の枝野幸男代表が辞任を表明。来年の参院選に向け体制立て直しが急務となっている。

衆院選@北海道

 衆院選で北海道の小選挙区・比例区計20議席は与党が12議席を獲得。今回の選挙戦から見えたものは何かを振り返ります。

 2日、枝野代表の辞意表明を受け、立憲道連の逢坂誠二代表(道8区)は函館市で報道陣の取材に応じ、「大変残念。党を立ち上げた人が辞任するのは相当なダメージになる。早く次の代表を決め、党を立て直して国会にのぞまなくてはならない」と述べた。梶谷大志幹事長は「衆院選での厳しい結果を受け、責任をとったものと受け止めている」と話した。

 衆院選で立憲は、共産、れいわ新選組社民党と共闘。12の小選挙区では、共産が3選挙区で候補を取り下げ、9選挙区を野党統一候補として臨んだ。与野党一騎打ちとなった5選挙区では3勝、9選挙区では5勝だった。

 一騎打ちだった道9区では、立憲の山岡達丸氏が自民の堀井学氏との4度目の対決を制した。しかし堀井氏も比例復活となる接戦で、厳しい戦いだった。

 9区は鉄鋼や自動車の大手企業があり、労働組合の支持基盤がある。ただ労組側は立憲が共産と共闘することへの不信感が根強かった。原発関連産業の労組は、「脱原発」の主張が強く出ることへの警戒感もあった。山岡氏陣営でもそうした雰囲気から「脱原発の共産に警戒感が出て、労組の動きが鈍るのではないか」という心配があった。

 堀井氏の陣営は製造業や建設など企業関係の組織を固めており、労組側のほころびは勝敗を左右しかねない。連合北海道は山岡氏の支援強化のため、相次いで首脳が9区入りし、組合員に支援を呼びかけた。杉山元・連合北海道会長は室蘭市で労組に支援を要請して回った。

 結果は、山岡氏が約6700票差で堀井氏の猛追を振り切って勝利。今回の得票数は、前回の山岡氏と共産候補の合計より約1万票少ない。共闘が単純なプラスになったとは言えない結果だ。

 山岡氏は「野党連合の効果は…

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