出番減でも主将外れても フロンターレ小林悠に響いた鬼木監督の言葉

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辻隆徳
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 今季のJ1先発出場は3分の1にも満たない。それでも、6年連続で2桁得点を達成した。

 「自分の価値はゴールを決めること。得点への熱が消えたとき、それは自分がサッカー選手をやめるときだと思っている」

 川崎フロンターレで12年目を過ごすFW小林悠。限られた出場時間で貪欲(どんよく)にゴールに向かっていく姿勢が、今季のチームを何度も救った。

 川崎は8月25日のアビスパ福岡戦で初黒星を喫した。昨季から続いていたリーグ戦無敗記録は「30」で止まった。肩を落とす若い選手たちに向かって、小林は言った。

 「まだ若いんだから責任を感じるなよ。そういうのは上の選手や監督が背負えばいいんだから」

 昨季は史上最速での優勝。勝ち点、勝利数、得点も史上最多の記録ずくめだった。強いチームしか知らない若手たちが負けたときの姿を見て「面食らった」という。

 自身は2桁順位に沈んだ時代も知っている。「優勝してきたチームは、勝っても負けても次の準備をするだけ。そういう姿勢を伝えていくことで、若い選手も強くなって、フロンターレのタイトル獲得に貢献できるようになる」

 福岡戦の敗戦から3日後。アウェーの連戦となったコンサドーレ札幌戦で6試合ぶりに先発した小林は、決勝点となる先制ゴールを決めた。試合後、「フロンターレは死んでいないというところを見せたかった」と言った。

 本音はもっと試合に出たい。年を重ねることでいつかこういう日が来ることは予感していた。

 それでも「普通は不満やスト…

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