「本気で死にたいと考えたことがある」10代後半の3割 民間調査

有料会員記事

井上充昌
[PR]

 子どもが追い詰められている。日本財団の第4回自殺意識調査では、10代後半の3割が「本気で死にたいと考えたことがある」と答えた。大人ができることは何か。国の自殺総合対策大綱は5年に1度の見直しに向けた議論が始まった。(井上充昌)

 自殺統計によると、2020年の自殺者数は2万1081人。10年から減り続けていたが、コロナ禍などを背景に増加に転じた。21年版自殺対策白書では、20年と過去5年の平均値を比較すると、20歳未満(無職・同居人あり)は179人増え、38%増となった。全年代で増加率、増加数ともに最多だった。

 日本財団は21年4月、インターネットで全国の15~79歳と首都圏の13、14歳の男女を対象に調査。16~18年の3回の調査では含めなかった18歳未満をはじめて対象に加えた。29万1810人(うち13、14歳は602人)の依頼に対し、有効回答は2万人(同100人)だった。

 年代間の比較が可能な15歳以上の結果によると、「これまでの人生のなかで、本気で自殺したいと考えたことはあるか」との質問に対し、「ある」と回答したのは15~19歳と30代が32%、20代が31%。全年代平均は24%で、若年層の高さが目立つ。60代以上は15%だった。

 そう考えた理由を複数回答で尋ねたところ、15~19歳では「学校問題(いじめ、学業不振、教師との人間関係など)」が最多の63%を占めた。「家庭問題」の49%、「健康問題」44%が続いた。

 自殺未遂についても聞いた…

この記事は有料会員記事です。残り1626文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
【1/24まで】2つの記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!