3000m障害で五輪7位 それでも順天堂大・三浦が駅伝を走る理由

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辻隆徳
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 第53回全日本大学駅伝が7日に行われる。輝かしい経歴を持つエースランナーが、号砲の瞬間を心待ちにしている。

 順大の三浦龍司(2年)は、陸上男子3000メートル障害で5月に日本記録を18年ぶりに更新した。東京五輪では、この種目の日本選手で初めての入賞となる7位に入った。

 そんな日本陸上界の新星は、本職に並行して取り組む駅伝について「少し苦手意識がある」と語る。

 高校時代、くやしい経験をした。

 京都・洛南高の一員として3年連続で全国高校駅伝を走った。1年のときは4区で区間27位。2年時は1区で9位と健闘したものの、3年は1区で21位だった。「レースの流れを読み取る力がまだ備わっていなかった。体力不足もあった」と当時を振り返る。

 大学1年で迎えた昨年の全日本大学駅伝では、1区(9・5キロ)で区間新記録をマーク。苦手意識は消え去ったかに見えた。

 しかし、今年1月の箱根駅伝では1区で区間10位に沈んだ。「前半抑えめで後半引き離す余裕というか、カバーする力がまったくなかった」

 五輪の舞台では、世界のトップ選手と互角に渡り合った。その姿を間近で見ていた順大の長門俊介監督は、複雑な思いを抱いた。

 「三浦は3000メートル障害一本で勝負できる。こういう選手に、駅伝をやらせてもいいのか……」

 競技を終えて選手村から離れる車中で、三浦に問いかけた。

 「トラックで勝負したい選手…

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