昨年3位の明大 「後ろ向き」ではない5位目標 全日本大学駅伝

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 第53回全日本大学駅伝が7日に行われる。10月の出雲駅伝を初出場の東京国際大が制したように、近年の大学駅伝は新興勢力の台頭がめざましい。迎え撃つ古豪勢の現在地を探った。

 明大は、昨年の全日本で輝きを放った。

 7区まではいずれの選手も安定感のある走りをみせ、1桁の順位を守った。最終8区(19・7キロ)の鈴木聖人は4番手から一つ順位を上げた。3位は、過去最高の2位(2014年)に次ぐ好成績だ。17、19年と15位に終わるなど近年は低迷していただけに、鈴木は「予想以上の結果で、みんな驚いていた」と振り返る。

 だが、喜びは長く続かなかった。

 自信を得て臨んだ今年の箱根では総合11位に終わった。上位10校までに与えられる次回大会のシード権も逃した。全日本の成績がよかった分、「選手たちは、最悪の流れから挽回(ばんかい)するイメージができていなかった」と鈴木は分析する。

 4年生となり、主将を任される鈴木をはじめ、昨年の全日本を走ったメンバーが6人残る。それでも、今回の全日本で掲げる目標は「5位以内」だ。

 鈴木は「後ろ向きな設定ではない」と言う。

 「『最高の目標』ではなく、『最低限の目標』を掲げようと4年生で話し合った。全員が同じ方向へ進める、最善の目標だと思う」

 浮つくことなく、地に足をつけて駅伝に臨む――。昨年度の苦い経験があるからこそ、明大の選手たちはそう肝に銘じ、伊勢路へと乗り込む。