井山名人連覇か、一力挑戦者が初名人か 4日から囲碁名人戦第7局

村上耕司
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 井山裕太名人(32)=棋聖・本因坊・碁聖と合わせ四冠=に一力遼天元(24)が挑戦している第46期囲碁名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の第7局が4日、静岡県河津町の旅館「今井荘」で始まる。第6局で井山がカド番をしのぎ3勝3敗で迎える最終局。井山は連覇、一力は初の名人位がかかる。

 囲碁界の覇権争いは、1強の井山と、井山を追う2位グループから抜けだした一力との一騎打ちの様相が強まっている。両者の勢いは突出しており、名人戦のシリーズ中、井山は王座挑戦権、一力は棋聖挑戦権を獲得。直接対決の名人戦ではがっぷり四つのまま最終局を迎えた。

 第1局、第2局は白番が勝ち、第3局以降はすべて黒番が勝っている。第7局は改めてニギリで先手後手を決める。

 両対局者は関係者と一緒に3日昼に対局場に到着。午後5時半から検分に臨んだ。インタビューで、井山は「(黒番か白番かは)特に意識はなかったので、なるようになるかなと思う。第7局もこれまでとやるべきことは変わらない。自分なりに目の前のことに精いっぱい向き合って、悔いのないようにベストを尽くしたい」。

 一力挑戦者は「ここ最近の井山さんとの番碁は最終局まで続いている。七番勝負の最終局は初めてで、五番勝負の第5局とはまた違った心境になると思う。(黒番と白番の)どちらを持ってもある程度対策は考えている。自分を信じて、絶対大丈夫という気持ちで臨みたい」と話した。

 持ち時間は各8時間の2日制。4日午前9時に開始し、5日夜までに決着する見込み。立会人は片岡聡九段が務める。村上耕司