「ルミナス神戸2」が1年8カ月ぶり復活 コロナ禍で運営会社が倒産

森直由
「ルミナス神戸2」が1年8カ月ぶりに復活=森直由撮影
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 【兵庫】新型コロナウイルスの影響による運営会社の倒産を受けて、昨年3月から約1年8カ月間にわたり運休していた神戸港神戸市)を発着する国内最大級のレストラン船「ルミナス神戸2」が3日、再運航した。出航前に記念セレモニーが開かれ、関係者らが復活を祝った。6日以降の土日祝日の昼と夕、夜に一日3回運航する。

 ルミナス神戸2は初代を引き継ぎ1994年に就航し、全長106メートル、定員1千人。船内のレストランで食事を楽しみながら、神戸港明石海峡などを周遊するツアーを運営してきた。

 しかし、コロナ禍の影響を受けて乗船客が激減。昨年3月、船の運航会社「ルミナスクルーズ」(神戸市)が民事再生法の適用を申請、倒産した。そのためルミナス神戸2は、神戸港にとどまっていた。

 その後、「神戸クルーザー」(神戸市)の親会社が昨年夏に船を買い取り、事業を引き継ぐことに。料理は洋食や中華、スイーツなど「神戸グルメ」が楽しめるバイキングにリニューアル。航路や運航ダイヤも見直し、夜に神戸空港近くまで行く航路を新設したほか、夕方には明石海峡大橋まで行くルートにした。

 この日はセレモニーの後、招待客がさっそく乗船し、神戸港を周遊した。同社の日野洋一社長(53)は「何としても『神戸の顔』を復活させたかったので、感無量です。神戸でクルーズが増えることは、神戸観光の大きな支えになると思う」と話していた。(森直由)