ガソリン価格、9週連続値上がりで168.7円 7年ぶり高値水準

新田哲史
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 日本エネルギー経済研究所石油情報センターは4日、1日時点のレギュラーガソリンの店頭価格(全国平均)が1リットルあたり前週より1・4円高い168・7円だったと発表した。値上がりは9週連続で、約7年ぶりの高値水準が続く。

 灯油はタンク1個分の18リットルあたりで前週より29円高い1939円で、約7年ぶりの高値となった。センターによると、国内の石油元売り大手は4日以降の卸価格を1・5円程度下げたとみられ、来週はガソリンや灯油の価格が下がるとみている。

 原料である原油は高値が続く。指標となる米国産WTI原油の先物価格は1バレル=80ドル前後と約7年ぶりの水準だ。世界的に経済活動が再開し原油の需要が増えるなか、中東やロシアなどの主要産油国の増産ペースは緩やかだ。外国為替市場での円安傾向も、原油調達のコスト増の要因となっている。

 主要産油国でつくる「OPECプラス」は4日に会合を開き、今後の生産計画について協議する。日本や米国などは産油国に増産を求めており、追加増産が決まるかどうかが焦点だ。コロナ禍による需要減が完全には回復していないなどとして、産油国の中には追加増産に慎重なところもある。(新田哲史)