保険金1500万円詐取容疑、おいを再逮捕 福岡の車下敷き殺害で

板倉大地
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 福岡県うきは市で運送会社員西村一敏さん(当時64)=大分県日田市=が車の下敷きにされ殺害された事件で、福岡県警は4日、西村さんの生命保険金約1500万円をだまし取ったなどとして、おいで会社役員の松成英一郎容疑者(54)=住居不定、殺人罪で起訴=を詐欺と詐欺未遂容疑で再逮捕し、発表した。県警は認否を明らかにしていない。

 捜査1課によると、松成容疑者は西村さんを殺害したにもかかわらず、保険会社に事故死と偽った書類を提出し、4月12日に生命保険金約1500万円を自身の口座に振り込ませてだまし取った疑いがある。また、西村さんの勤め先の運送会社が加入する事業活動総合保険についても、同様に死亡補償保険金約1千万円をだまし取ろうとした疑いがもたれている。

 生命保険については、保険代理店を経営する松成容疑者の勧めで西村さんが昨年6月に加入し、保険料は松成容疑者が毎月4万円を西村さんの口座に振り込んで負担していた。松成容疑者は運送会社の代表取締役も務めていたが、事業活動総合保険の支払いは保険会社が拒否したという。

 松成容疑者の知人らによると、松成容疑者は競艇場によく出入りしていたといい、県警は、保険金が競艇などの遊興費に使われた可能性もあるとみている。

 松成容疑者は4月1日夜、うきは市内の駐車場で西村さんを車で複数回ひき殺害したとして、殺人罪で福岡地裁に10月に起訴された。西村さんの死因は肋骨(ろっこつ)骨折などによる外傷性ショックだった。(板倉大地)