旧1万円の偽札、ベトナムから輸入した疑い 男女2人を逮捕

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 聖徳太子が描かれた旧1万円札の偽札が東京都内の多数の店舗で使われた事件で、偽札をベトナムから輸入したとして、警視庁は4日、ベトナム国籍の20代の男女2人を偽造通貨輸入の疑いで再逮捕し、発表した。認否は明らかにしていない。

 逮捕されたのは、ともに東京都新宿区百人町2丁目の会社員、チャン・ティー・チャン(26)とチャン・ナム・フォン(26)の両容疑者=いずれも偽造通貨行使の罪で起訴。

 2人は別の仲間と共謀して9月上旬、偽札400枚を清涼飲料水の入った段ボールの中に紛れ込ませて隠し、ベトナム国内の郵便局から国際郵便物として日本に発送させて輸入した疑いがある。荷物は計10箱に分けられ、宛先は両容疑者宅や都内に住むベトナム人の知人宅の5カ所に分散させていたという。

 都内では8月中旬以降、約160カ所のコンビニやドラッグストアで計約190枚の偽札が見つかった。また同庁は、両容疑者宅など関係先から計約530枚の偽札を押収していた。

 聖徳太子が描かれた旧1万円札は1958年から発行され、86年に発行停止になった。