第2回困窮学生に給付制度は届いたか コロナ禍で歯がゆい政治との距離

有料会員記事2021衆院選withU30

聞き手・池田伸壹
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 選挙のたびに注目を集める若者の投票率。今回の衆院選で18歳と19歳の投票率は速報値で43・01%(一部自治体の抽出調査による小選挙区の投票率)と低い数字ではあったものの、前回衆院選(40・49%、確定値)よりは上昇した。若者と政治の距離は縮まっているのか。政治を若者にわかりやすく伝える「POTETO Media」社長の古井康介さん(26)に聞いた。

     ◇

 今回の選挙ほど、若者と政治の距離が近くなったことは、これまでになかったと、私は感じています。きっかけは、コロナで多くの若者が経済的な打撃を受けたことです。

 コロナ禍で、アルバイト先だった飲食業で営業休止や閉店などが相次ぎ、収入が激減した若者が多くいました。保護者の大幅な収入減の影響を受けた若者も日本中にたくさんいるはずです。それは、本当は政治を必要とする若者が、かつてないほど多くなったことを意味しています。

 各政党や候補者による若者向けの発信は確実に増えたと思います。また、芸能人やインフルエンサーと呼ばれる人による投票への呼びかけも目立ちました。私自身も、若い世代として、テレビなどに出演させてもらいました。ただ、まだまだ対話が少ないなあというのが今の実感です。政策の中身について、もっと政治家とも語り合えるようにすることが、これからの課題だと思います。

リーマンショック後、親の収入が激減した

 実は、私自身が政治に関心を持つことになったのも、経済的な苦境がきっかけです。

今回の衆院選で18、19歳の投票率は、4年前に比べると少し上がりました。しかし、全体から見れば低い水準です。この数字は何を意味するのか。若者と政治の距離について考える連載です。

 中学生の時にリーマン・ショ…

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これからの時代を生きるU30世代が、社会に対して感じているモヤモヤ。政治や選挙にどんな思いを抱き、何を願っているのか、一緒に考えます。[記事一覧へ]