「トイレからデジタルまで」と叫んだ平井卓也氏 香川1区敗北の背景

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阪田隼人
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選挙期間中に街頭で鉢合わせした平井卓也氏(右)と小川淳也氏=2021年10月22日午後、高松市、阪田隼人撮影
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 「トイレからデジタルまで何でもやります!」

 香川1区で立憲民主党小川淳也氏(50)に敗れた前デジタル相で自民党平井卓也氏(63)。デジタル改革の意義が軸だった選挙戦での訴えに、ある日突如として「トイレ」という単語が加えられた。小川氏の後を追う戦いへの焦りが見えた瞬間だった。

 この4年で2度の入閣を果たした。直近の1年間は、菅政権の目玉政策だったデジタル庁の立ち上げに取り組み、9月の発足時には、平井氏の親族が経営する地元紙でも大々的に報じられた。

 そんな「実績」を掲げて臨んだ衆院選。「春までは本人も自信を持っていたはずだ」と、自民県連のある地域支部長は振り返る。

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街頭演説で支持を訴えた平井卓也氏=2021年10月23日午前、高松市、阪田隼人撮影

 だが、選挙戦に突入すると、「今回は出遅れた」と毎回のように演説で口にした。大臣として忙しく、地元の有権者と会う機会が作れなかったと説明。逆に、6月以降ずっと地元に張り付いていた小川氏を「行く先々で足跡がある」と警戒した。

 逆風は他にもあった。

 6月以降、官僚との会議で東…

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2021衆院選

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