ゲーム業界、好調を維持 任天堂など中間決算、巣ごもり需要続く

田中奏子
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 ゲーム業界の好調が続いている。任天堂が4日発表した2021年9月中間決算は減収減益だったが、好業績を維持。コロナ禍に伴う巣ごもり需要が続いているとみられ、カプコンやソニーも売上高を伸ばした。

 任天堂の21年4~9月の売上高は6242億円、純利益は1718億円。ソフト「あつまれ どうぶつの森(あつ森)」が大ヒットした前年同期に比べると、それぞれ18・9%、19・4%減ったが、19年同期比では40・6%、177・1%増と高水準を保った。新作のソフトが好調だった。

 古川俊太郎社長は同日の会見で、あつ森をきっかけにゲーム機「ニンテンドースイッチ」を買った人が他のソフトでも遊んでいるとし、「2本目、3本目の提案ができている」と述べた。

 一方、世界的な半導体不足を受けてスイッチを減産し、21年度の販売計画数を150万台減らして2400万台にすると説明した。古川社長は「(年末商戦に向けて)想定している需要を満たせるだけの生産はできない」と語った。

 一方、カプコンの21年9月中間決算は売上高が前年同期比66・4%増の699億円、純利益が同71・0%増の222億円と、いずれも中間期としては過去最高を記録。人気ソフト「バイオハザード」「モンスターハンター」の新作が順調に売れている。

 プレイステーションを販売するソニーグループも、9月中間決算のゲーム関連事業の売上高が同12・5%増の1兆2306億円と、過去最高になった。昨年11月に発売した「プレイステーション5」が堅調に推移しているという。(田中奏子)