結婚式、オンライン実施は15% 「会って一緒に過ごしたいから」

田幸香純
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 コロナ禍で結婚式のオンライン実施を4割以上が検討したが、実際に採り入れたのは15%にとどまる――。結婚情報誌「ゼクシィ」を発行するリクルートが4日公表した今年の結婚トレンド調査でこんな結果が出た。お祝いの席では直接会いたい思いが強いことがうかがえる。

 昨年度に結婚式などを挙げた人を対象に今年4~5月に調査、計3586人から回答を得てまとめた。

 式場に招く人を減らし、会場の外にいる友人らとテレビ会議システムなどでつなぐ方法は、感染防止対策として注目を集めた。実際、回答者のうち41・2%がオンライン実施を検討した。ただ実施したのは15・1%だった。採り入れなかった理由は「招待客とは実際に会って一緒に過ごしたいから」が59・4%と最も高かった。

 コロナの影響は他にもあり、「入籍から挙式まで」の期間が平均8・5カ月と前年から2・8カ月延びたほか、式場との打ち合わせにオンラインを利用した割合は約4割にのぼった。

 リクルートブライダル総研の落合歩所長は会見で、親族と友人を分けた2部制や野外開催など式が多様化している実態を報告。「社会の変化とともに結婚式の状況はどんどん変化しているが、新郎新婦含めて家族と式を挙げたい気持ちは変わっていない」と話した。

 費用総額の平均は前年より70万円少ない292万3千円で、全国推計を開始した2005年の調査以来、最も低かった。招待客数の平均が42・8人と同23・5人減ったことが影響した。田幸香純