「新庄劇場」第2幕開く 新監督「新球場、鳥肌立った」

有料会員記事

能田英二、川村さくら、佐野楓
[PR]

 プロ野球・北海道日本ハムの新監督に就任した新庄剛志さん(49)が4日、記者会見に臨み、現役時代と変わらぬ個性的な発言で「色」を見せた。2004~06年シーズンの現役時代を知るファンは、チーム改革とファンサービスの両面で「新庄劇場」第2幕を心待ちにする。

 「ただいま」。北海道に帰ってきた新庄さんの型破りな会見の幕が開いた。この日、報道陣に配られた名刺の肩書は「BIGBOSS SHINJO」。「みなさん、監督とは呼ばないで下さい。BIGBOSS(ビッグボス)!でお願いします」

 さらに、「優勝はめざしません」。その真意は最初は選手に優勝を意識させず、伸び伸びとプレーさせ、シーズン終盤に優勝争いの位置につけていればアクセルを踏むというもの。「投手3人、野手4人のタレントをつくりあげれば、楽しいチームになる。タレントが生まれれば、その時にはチームが強くなっている」。現役時代、「新庄劇場」と呼ばれた数々のパフォーマンス。やがてチームメートを巻き込み、ファンの支持を受け、移転3年目の06年に日本一にかけあがった。その再現を描く。昨季は2軍も含め、じっくりと選手のプレーを見た。選手には「レギュラーはひとりも、決まっていない」と厳しい競争を促す考えだ。

 4日朝、23年シーズンに北広島市で開業予定の新球場を訪れた。「鳥肌が立った。ここでプレーできる選手はうらやましい。アメリカのいろんな球場を見てきたが、世界で話題になる球場になる」。チームはここ5シーズンで4回、Bクラスに低迷した。「コロナでファンが球場に足を運べず、暗かった印象がある。でも僕が帰ってきたからには、球場が満員になりますね。そういう運命なんで、僕は。北海道のファンが日本ハムと一緒に生活できれば最高だと思っている。ファンの笑顔を増やしていけたらうれしい」

 「監督のキャラクターじゃないと思っていた」。私設応援組織「日本ハムファイターズ応援作戦会議」代表の長谷川裕詞さん(52)は驚く。

 03年11月、新庄さんが大リーグから日本球界への復帰をめざしていることを知り、翌年1月に北海道への移転が決まっていた球団に対し、新庄さんの獲得を求める署名を集め始めた。札幌駅そばでの活動に「周囲は冷ややかだった」が、3165筆を球団に届けた。その後、入団が正式に決まり、新庄さんは入団会見でその署名を受け取ったことを明かした。

 野球の楽しさや喜びを体現し…

この記事は有料会員記事です。残り1481文字有料会員になると続きをお読みいただけます。