マッチングで社長と学生の「相性」さぐる 名古屋で初の就活イベント

鈴木裕
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 社長と学生が直接話をしてマッチングする就職活動イベント「リクルートオーディション」が10月28日、名古屋市中区で開かれた。地元の成長企業の社長3人が大学3年生とひざをつき合わせ、企業理念や働き方に関する質問に答えながら互いの「相性」を探った。

 コロナ禍で就活もオンライン化が進むなか、社長と学生が直接会うことでミスマッチをなくそうと、東京都内の採用コンサルティング会社が名古屋で初めて開いた。

 ベンチャー企業と大学3年生を対象にした早期選考が特徴だ。

 この日は大学3年生30人がエントリー。企業側は、「不動産SHOPナカジツ」(岡崎市)の樗澤(ぶなざわ)和樹社長、飲食業の「光フードサービス」(中村区)の大谷光徳社長、ITの「トライアンフ」(中区)の日向正嗣社長が参加した。

 社長3人が経営理念などを語るパネル討論に続き、学生との対話に。学生は3班に分かれ、3人の社長が各班で18分ずつ、学生からの質問に答えたり、学生の意見を聞いたりした。

 「飲食業は長時間労働が当たり前になっているのでは」という質問に、大谷社長は「業界がブラックなのではなく、個別の会社の経営姿勢が悪い」と回答。「不動産業界はノルマがきついのでは」という問いに、樗澤社長は「仕事には必ず期限と目標がある。だが、個人にノルマを課すのではなく、会社全体での達成をめざしている」と話した。この日は3社に計17人がマッチングし、採用に向けてやりとりを続ける。

 主催した「プレシャスパートナーズ」の高崎誠司社長は「就活というと暗くてつらいイメージがあるが、わくわくするような人と人との出会いの場として企画した。ベンチャー企業は、社長と一緒に働く機会が多いだけに、就活のときに直接話をして理解し合うのが大切になる」と話していた。(鈴木裕)