殺人罪で終身刑の「獄中歌人」、投稿途絶え3年 近況伝える声に反響

有料会員記事

文化くらし報道部 佐々波幸子
[PR]

 椀一つ熱き味噌汁届けたし遠き異国 の獄舎のひとに

 10月17日付朝日歌壇に、「獄中歌人」として知られる米国の郷隼人さんに思いを寄せる歌が載った。郷隼人はペンネーム。鹿児島県出身で1974年、24歳で渡米した。殺人罪で終身刑となり85年に収監され、今もカリフォルニア州で服役している。刑務所の中で歌を詠み、96年に朝日歌壇に初入選して以来、330首を超す短歌が掲載された。だが、2018年9月に載った次の歌を最後に投稿が途絶えていた。

 〈ボニータ〉と名付けた栗鼠(りす)を飼い 慣らし膝で餌をやる獄庭(にわ)の木影に

 それから3年。「とても健康です。精神的にも身体的にも」という郷さんの声が、9月12日付歌壇俳壇面のコラム「うたをよむ」で紹介された。

 筆者は米国で歌誌「新移植林…

この記事は有料会員記事です。残り555文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
【1/24まで】2つの記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!