国のムダ遣いなど次々と 寸法違う大量無線機・稼働できぬ航空設備…

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後藤遼太
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 会計検査院が5日に公表した2020年度決算検査報告では、国費の無駄遣いなど計2108億円の指摘があった。省庁別で最多は財務省の約1600億円。防衛省では、計画や発注のミスが原因で、数億円規模の支出が「不当」と指摘されるなどした。

自衛隊機の無線、寸法違いで使われず

 航空自衛隊の練習機に積むために防衛装備庁が購入した救命用の無線機は、ほとんどが寸法間違いなどで使われていなかった。

 同庁は2017~18年度、遭難時に救難信号を発信する救命無線機515個を1億5322万円で購入。うち496個を「T―4」など3種の練習機に搭載する予定だった。

 T―4の無線機は座席下の救命キット内にしまい、緊急時に脱出して着水した場合に浮袋が膨らんで交信する仕組みだ。だが、購入した無線機はパラシュートで降下中にキットから飛び出す仕様だったことが発覚。空中でひもが絡まってしまい、水没して無線交信できない可能性があった。また、寸法も救命キットにしまえない大きさだったことも判明。納品以降使われていなかった。

 検査院は調達費1億4757万円が「目的を達せず不当」と指摘。同庁は「確認不足で現物を見なかった」と説明した。練習機は従来の無線機を使っており支障はないという。「無線機を何とか小さくするか入れ物を大きくするか検討する」としている。

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