かつての革命家、強める独裁色 ニカラグア 「形だけの大統領選」

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サンパウロ=岡田玄
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 中米ニカラグアで7日、大統領選が行われる。親米の独裁者を追放した1979年の革命の指導者、ダニエル・オルテガ大統領(75)の4期連続当選が確実な情勢だ。だが、オルテガ氏は野党勢力や記者を弾圧しており、野党支持者らは「独裁政治の再来だ」と批判し、選挙のボイコットを呼びかけている。

 投票日が間近とは思えないほど、首都マナグアは静かだった。3日、朝日新聞助手が車で走っても、選挙ポスターや横断幕はわずか。選挙前の盛り上がりはなかった。

 コロナ禍を理由に集会が制限されているからだけではない。オルテガ政権が2020年5月以降だけで、野党の有力候補7人を含む39人を逮捕したためだ。

 大統領選には「サンディニスタ民族解放戦線」(FSLN)のオルテガ氏のほか、「野党」から5人が立候補した。だが、いずれも政権と近く、現地では「形だけの選挙を演じるための候補者」と言われている。

 オルテガ政権による弾圧がひ…

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