巨人に負けない戦い方 CS開幕、阪神のキーマンは「2番手捕手」

KANSAI

伊藤雅哉、内田快
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 プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)第1ステージ(S、3回戦制)が6日、始まる。昨季は、新型コロナウイルスの影響でセ・リーグがCS自体を中止するなどしたため、例年通りの開催は2季ぶりとなる。

 パ・リーグは2位のロッテと3位の楽天がゾゾマリンで戦う。セは2位阪神が甲子園で3位巨人と対戦。予告先発はロッテが佐々木朗、楽天が則本昂。阪神は高橋、巨人は菅野。勝者は10日からの最終S(6回戦制、1位に1勝のアドバンテージ)で、パは1位のオリックスと、セは1位のヤクルトと日本シリーズ進出をかけて戦う。

最終盤の粘りの立役者

 阪神のキーマンは捕手の坂本誠志郎だろう。レギュラーシーズン最終盤の11試合で先発マスクを任され、その間は16失点(1試合平均1・45失点)。打線が振るわない中で、6勝2敗3分けと好結果を出した。優勝したヤクルトに、あと一歩まで迫った立役者だ。

 長く2番手捕手だった27歳は「やりがいも感じたけど、同時に責任感も必要」。CSに向けては「(リードなどで)もっと厳しい、もっと難しい選択をしないといけない時が出てくる」と気を引き締める。

 今季の先発マスクは梅野隆太郎が125試合、坂本が18試合。シーズン中盤までは梅野が攻守に引っ張ったが、10月に入って打率が1割未満の不振に陥った。

 もともと梅野は打撃と強肩、2番手の坂本は配球など守備面全般に特長があった。梅野が打てなくなったことで坂本が起用され、結果を出し続けたことで外せなくなった。

 相手の意表を突く坂本のリードが投手陣とかみ合い、少ない得点で守り勝つ野球が定着した。

CSの戦い方は?

 矢野燿大(あきひろ)監督は5日、「打線の点が取れないというのは、すぐには改善できないかもしれない。うちの野球は投手にがんばってもらってというところがスタートになる」と話した。阪神の戦い方はCSでも変わらない。

 第1Sの相手は巨人だ。坂本は今季、先発した巨人戦で4試合3勝1分けと相性がいい。打者としても第1戦に予告先発された菅野智之に3打数2安打1本塁打。まずは初戦を取り、シーズン終盤からの良い流れを継続させたい。

 今季はチームとしても13勝9敗3分けと、14年ぶりに巨人に勝ち越した。矢野監督は「勝ち越したとか関係ないのが短期決戦。(大量点を取るような)大きい野球はできない部分もありますけど、みんなでつなげてやる野球というのは巨人に負けない」と自信を見せている。伊藤雅哉、内田快)

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