中国「台湾独立分子の刑事責任、生涯追及」 リスト化し、入境禁止へ

北京=高田正幸
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 中国政府の国務院台湾事務弁公室の朱鳳蓮報道官は5日、「台湾独立分子」をリスト化し、本人や家族が中国本土や香港、マカオへ入境することなどを禁止すると表明した。国営新華社通信が伝えた。台湾の民進党政権が国際社会との距離を縮める動きを牽制(けんせい)する狙いとみられる。

 朱氏は、リストに台湾の蘇貞昌(スーチェンチャン)行政院長(首相)や游錫堃(ユーシークン)立法院長(国会議長)、呉釗燮(ウーチャオシエ)外交部長(外相)が含まれると説明。関連する組織が本土の組織や個人と協力したり、本土で利益を得たりする行為も制限する。

 朱氏は、3人を「両岸(中台)関係を深刻に破壊し、台湾海峡の安定に深刻な危害を与えた」と非難。「台湾独立分子は、法に基づき刑事責任を生涯追及する」とも強調した。

 台湾には3日から、欧州連合(EU)の欧州議会の議員団が訪問。中国外務省の汪文斌副報道局長は4日の会見で「民主や人権を名目にしようと、キツネのしっぽでは独立の企てを隠しきれていない」と台湾与党の民進党を非難していた。(北京=高田正幸)