サトイモ、ハスイモにそっくりのクワズイモで食中毒 注意呼びかけ

中島健
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 大分県は5日、佐伯市の60代女性が、サトイモやハスイモに似た有毒植物クワズイモを食べ、唇や舌が痛む食中毒になったと発表した。茎のような「芋茎(ずいき)」ではハスイモなどと判別が難しく、県は「判断がつかない植物は食べないで」と呼びかけている。

 県食品・生活衛生課によると、女性は3日午後5時ごろ、庭に生えていたクワズイモの芋茎を、ハスイモと勘違いして塩もみして味見。口の中に激痛が走ったためはき出した。翌日も痛みが引かず、市内の医療機関を受診。県が調査し、クワズイモに含有するシュウ酸カルシウムの針状の結晶(長さ0・1ミリ未満)が確認された。女性は重症ではないが、5日現在も痛みがあるという。

 クワズイモは葉に光沢があり深緑色、地下の芋は棒状。サトイモやハスイモは葉の裏の筋が白く、芋は塊状になっているが、芋茎では見分けられないという。

 食べた場合は、嘔吐(おうと)や下痢、マヒなどの症状が出るほか、触って皮膚炎になることもあるという。(中島健)