エチオピア情勢「衝突激化に懸念」 安保理、停戦交渉を呼びかけ

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ニューヨーク=藤原学思
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 アフリカ東部エチオピアの紛争について、国連安全保障理事会は5日、「敵対行為をやめ、永続的な停戦の交渉をするよう求める」とする報道声明を出した。安保理がエチオピア情勢をめぐって声明を出すのは半年ぶり2回目となる。

 安保理の報道声明は決議と違って法的拘束力はないが、公表には全理事国の同意が必要で、重みがある。

 声明ではまず、「エチオピア北部における軍事衝突の拡大と激化に深い懸念を示す」とした。その上で、国家全体の平和と安定の基盤をつくるべく、包括的な対話を始めるための条件を整えるよう訴えた。

 朝日新聞が入手した当初の声明案では、敵対行為について「前提条件なしに、即時にやめる」よう求めていた。だが、AP通信によると、ロシアがこの文言に反対したという。

 同国北部ティグライ州では昨年11月から、政府軍と、ティグライ人民解放戦線(TPLF)による軍事衝突が続く。国連によると、同国では紛争のほか、干ばつや洪水などにより、約2千万人が人道支援の対象になっている。そのうち700万人が紛争の直接影響を受けているという。

 安保理の非常任理事国である…

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