未来への希望の光、今年も 銀山温泉で幻想の輝き「千年廻廊」
坂田達郎
洋風の木造旅館が谷あいに並び、大正浪漫あふれる山形県尾花沢市の銀山温泉を幻想的な光と音が包む。「銀山温泉 千年廻廊(かいろう)」と名付けられたイベントが開かれ、宿泊客らがそぞろ歩きを楽しんでいる。
コロナ禍のもとで昨年12月、「未来を明るくしよう」と銀山温泉組合が企画。「希望の光に」と今年も実施している。
大銀山として栄えた時代や、温泉街を流れる銀山川の洪水が宿を襲った苦難。プロジェクションマッピングなどで歴史を表現し、白銀の滝に向けて進むと色彩がより豊かになり、前向きになる心を表している。
当初は9月から約1カ月間を予定したが、全国的な感染拡大で延期に。10月22日にプレイベントとして市民を招待した。企画を担当した旅館「銀山荘」の小関健太郎社長は「人の気持ちに少しでも余裕が生まれるよう、来年以降も続けていきたい」と話す。
感染防止対策を徹底するため、銀山温泉街の宿泊客と事前予約した人向けのイベント。11月21日まで、午後5~9時。(坂田達郎)
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。
【10/25まで】すべての有料記事が読み放題!秋トクキャンペーン実施中!詳しくはこちら