映える京の秋、災害やコロナに打ち勝て 名物列車でGO

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鈴木智之、吉村駿
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 山々の葉が赤や黄色に染まる季節が訪れた。「ここ数年で最も美しい紅葉」という予想も。土砂災害やコロナ禍による運休や乗客減に苦しんできた京都の二つの鉄道会社は、色づいた木々をライトアップして車内から楽しんでもらうイベントを企画。感染防止策に取り組みながら、多くの観光客を待っている。(鈴木智之、吉村駿)

 トロッコ列車が京都・嵐山を出発し、保津川沿いをゆっくりと進む。トンネルを抜けると、色づき始めた紅葉が明かりに照らされて浮かび上がっていた。10月中旬から始まったライトアップ。11月5日夕方に乗車した兵庫県宝塚市の高校生羽原(はばら)佑花さん(16)は「右も左もきれいで、風も良かった」と笑顔を見せた。

 JR山陰線の旧線を活用し1991年4月に開業した嵯峨野観光鉄道(京都市右京区)にとって、保津峡沿いの約1千本のモミジやカエデは大切な観光資源だ。中でもライトアップは人気で、30周年を前に照明の増設を検討していた。ところがその矢先、新型コロナに見舞われた。今年4~6月の乗客は19年の約1割にとどまり、資金は底をついた。

 起死回生の一手として今夏…

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