特急列車内、男が刃物で乗客を刺す 3人重傷 ドイツ南部

ベルリン=野島淳
[PR]

 ドイツ南部バイエルン州ノイマルクト付近で6日午前9時ごろ(日本時間同午後5時ごろ)、走行中の特急列車内で乗客の男が他の乗客を刃物で襲った、と地元警察に通報があった。男は現場で逮捕された。DPA通信によると、26歳と39歳、60歳の3人の男性が重傷を負ったが、命に別条はないという。

 警察の発表によると、容疑者は27歳の男で、事件の経過や動機など詳しいことは分かっていない。単独犯とみられ、警察は殺人未遂容疑で調べている。主要紙の南ドイツ新聞は「男はシリア出身者」と伝えている。

 特急列車は同州のオーストリアとの国境の町パッサウからニュルンベルク方面に向かっていた。事件発生当時、200~300人の乗客がいたという。

 同紙は、パニックに陥った乗客が「刃物男だ」と叫びながら、車両内を駆け抜けたという目撃者の話を伝えた。容疑者の男は犯行後、トイレに閉じこもっていたが、駆け付けた特殊部隊によって逮捕されたという。

 列車は最寄りの駅で停止した。列車から降りた乗客は強いショックを受けており、駆け付けた赤十字の職員に精神的な手当てを受けたという。(ベルリン=野島淳