2千万円詐欺容疑で女を逮捕、現金はトイレ個室で別の人物へ 警視庁

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 「オレオレ詐欺」の手口で現金2千万円をだまし取ったとして、警視庁は東京都町田市図師町の無職、桜田歩容疑者(37)を詐欺の疑いで逮捕し、7日発表した。調べに対し「受け取ったのは書類だと思っていた」と話し、容疑を一部否認しているという。

 荒川署によると、桜田容疑者は10月26日午前、別の人物と共謀し、東京都荒川区の一人暮らしの70代女性宅においを装って電話をかけ、「会社の書類や通帳が入ったかばんをなくした。昼までに金が必要だ」などとうそをつき、同区内の路上に女性を呼び出して、おいの会社の関係者を装い現金2千万円をだまし取った疑いがある。

 桜田容疑者は、被害者から現金を受け取る「受け子」役だったといい「インターネットで書類を受け取るバイトに応募した。借金があり、金が欲しかった」と供述。

 女性から現金を受け取った後、仲間の指示を受けて電車で移動し、公園のトイレの個室に入ったという。その後、個室のドア上部の隙間越しに、回収役とみられる人物に詐取した金を手渡し、その際に報酬として5万円も受け取った、と説明しているという。回収役の顔を桜田容疑者に明かさないための手法とみられるという。

 署は、桜田容疑者が9月から10件以上、同様に特殊詐欺に関与したとみて調べている。