成瀬ダム工事現場公開、堤体建設進む

山谷勉
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 国土交通省東北地方整備局成瀬ダム工事事務所は10月27日、秋田県東成瀬村のダム建設現場を報道向けに公開した。ふだん立ち入れない左岸の採石現場からは、堤体の一部となるピラミッド状の構造物が姿を現していた。

 同事務所によると、今年度は、重機の自動化による堤体建設が本格化した。河床部の補強工事で遅れていた左岸での打設も始まり、今年度中に全体(485万立方メートル)のうちの23%の完成を目指している。同型式の台形CSGダムとしては、国内最大の北海道の当別ダムの堤体積(81万3千立方メートル)を超えたという。また、谷間にかかる付け替え国道の橋もつながり、紅葉の中にT字形の姿を現していた。

 成瀬ダムについては今年、工期を2026年度へ2年延ばし、事業費を約1530億円から700億円増の2230億円へと基本計画が変更された。昨年度末までの進捗(しんちょく)率は44・6%(994億円)。今年度の予算は232・4億円だった。(山谷勉)