赤穂義士の物語、ゆかりの泉岳寺で読む 実は歴史的な「事件」 

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井上秀樹
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 「忠臣蔵」で知られる赤穂四十七士の墓所がある東京・高輪の泉岳寺で、「赤穂義士伝」などを読む講談会が始まった。ありそうでなかったご当地企画は、講談界にとって一つの「事件」でもある。

 「これ何? 誰のお墓?」。昨年、境内を掃除していた僧たちは、赤穂義士について子どもに尋ねられた親が説明できない光景を目にした。

 300年余り前に起きた「赤穂事件」は、江戸城内で刃傷沙汰を起こしてお家断絶となった浅野内匠頭(たくみのかみ)の家臣たちが、敵の吉良上野介(こうずけのすけ)に雪辱し、自らも切腹した。講談や浪曲では「赤穂義士伝」、文楽や歌舞伎では「忠臣蔵」で演じられてきた、最も有名な敵討ちの物語だったが、近年は映画やNHK大河ドラマになることが減り、内容を知らない人が増えている。

 「お参りしていただいている…

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