うその説明で暗号資産を販売した疑い ネット関連代表らを再逮捕へ

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 暗号資産(仮想通貨)を無登録で販売した疑いで逮捕された東京のインターネット関連会社代表の男らが、うその説明をして暗号資産を販売したとして、大阪府警は8日にも詐欺容疑で再逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材でわかった。

 資金決済法違反(無登録の交換業)容疑で10月に逮捕されていたのは代表取締役の山田大紀(たいき)容疑者(26)=東京都新宿区=ら。

 捜査関係者によると、山田容疑者らは実態のない事業計画をもとに、SNS上や電話で購入すれば利益が出るなどとうそを言い、独自に開発した暗号資産「アークキャッシュ」や「バイオメックス」を購入者の男性に販売して、対価としてほかの暗号資産をだまし取った疑いがもたれている。

 山田容疑者らは、自分たちの暗号資産を紹介するホームページで「2020年ごろに上場」としていた。だが、府警が昨年11月に別の事件で山田容疑者らの拠点を捜索して押収した資料を調べたところ、取引所に上場を持ちかけるなどの形跡は確認されなかったという。

 府警によると、山田容疑者らは19年ごろに暗号資産を発行し始めた。声を変えるアプリを使って女性投資家を装うなどし、SNS上で男性に接触して勧誘していたという。

 府警は捜査で押収したデータから、のべ1千人以上に約15億8700万円相当分の独自暗号通貨を販売していたとみて裏付けを進めている。