巨大化するアメリカ西海岸の山火事 「史上最大」毎年のように更新

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オレゴン州クラカマス郡=合田禄
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 米西海岸に大きな被害をもたらす山火事がここ10年ほど、毎年のように「州史上最大」といった記録更新を続けている。もともと自然に起きる現象でもあるが、気候変動による高温や干ばつによって焼失面積が拡大。現場の消防士が不足する事態になっている。(オレゴン州クラカマス郡=合田禄)

消防士、5カ所を転々

 米北西部オレゴン州ポートランドの中心部から南東へ車で約1時間。クラカマス郡の深い山々の間を縫う州道224号線を走ると、ゲートが築かれ、一般車両は通行止めになっていた。2年続きの山火事の影響で、落石や倒木の危険があるためだという。

 地元で森林管理を担う行政機関の担当者の誘導で、ゲートの中に入った。谷沿いを少し進むと、景色が一変した。両側の斜面の木々はすべて焼き尽くされ、焦げて真っ黒になっている。

 さらに奥へ進むと、消防士たちのキャンプ地にたどり着いた。このエリアでは、昨年に続いて今年8月、複数の雷を発端に新たな山火事が発生。火災は燃え広がって合流し、巨大な山火事に発展した。9月末時点でも、300人を超える消防士たちが泊まり込みで消火活動にあたっていた。

 山火事の現場で働く消防士た…

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