名鉄の9月中間決算、26億円の営業赤字 コロナ禍影響

今泉奏
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 名古屋鉄道が8日発表した2021年9月中間決算によると、当初15億円の黒字を見込んでいた営業損益は、26億円の赤字(前年は149億円の赤字)となった。足元ではコロナ禍から回復の兆しも見えてきたが、上半期の低迷が響き、22年3月期の業績予想も下方修正した。

 中間決算では、売上高が前年より1・2%減の2242億円、純損益が10億円の黒字(前年は124億円の赤字)だった。コロナ禍が想定より長引いた影響で、交通事業や観光、ホテル事業が苦しんだ。22年3月期は、当初予想で営業損益を130億円の黒字と見込んでいたが、30億円の黒字に下方修正した。

 この日の会見で、高崎裕樹社長は不動産事業を再編すると発表した。子会社「名鉄不動産」を「名鉄都市開発」と改称し、本社のマンション開発など不動産事業の大部分を吸収。さらに警備や清掃など不動産関連の子会社を束ねる役割も担って効率化を図る。高崎社長は「地域価値の向上するまちづくり事業者として、確固たる地位を築く」と話した。(今泉奏)