自民党は衆院選投開票後の獲得議席が解散前から15議席減の261議席となり、各派閥も議員の落選やベテラン議員の引退などで軒並み人数を減らした。そのため各派は体制立て直しや新人議員の獲得に向け、動き始めている。
二階派10人減 再建急ぐ
特に人数を減らしたのは二階俊博元幹事長が率いる二階派で、解散前から10人減の37人となった。最高顧問を務める伊吹文明元衆院議長のほか、会長代行の河村建夫元官房長官ら幹部が相次いで引退。福井照元沖縄北方相や山本拓氏らベテランも落選した。こうしたなか、無所属のまま二階派入りしていた細野豪志元環境相の自民党への入党が衆院選後に認められたほか、新顔3人、元職2人を迎え入れる見通しで、再建を急いでいる。
最小派閥の石原派は会長の石原伸晃元幹事長が落選。所属議員は7人に落ち込んだ。他派閥との連携を訴える声も出ており、近く幹部会を開いて対応を協議する。
細田派、安倍氏復帰に向け協議へ
細田派は解散前より8人を減…