松田青子さん世界幻想文学大賞 村上春樹さんも受けた賞の短編集部門

野波健祐
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 米国の世界幻想文学大賞の短編集部門に、松田青子さんの「おばちゃんたちのいるところ――Where The Wild Ladies Are」(ポリー・バートン訳)が選ばれた。日本での出版元の中央公論新社が8日発表した。

 同賞はヒューゴー賞、ネビュラ賞と並ぶ3大SF文学賞の一つとされ、過去にはスティーブン・キングさんらが受賞。日本では村上春樹さんの「海辺のカフカ」が2006年に長編部門で受賞したほか、アニメ監督の宮崎駿さんが19年に生涯功労賞を受けている。

 松田さんは1979年生まれの作家、翻訳家。13年に初めて出した単行本「スタッキング可能」が三島由紀夫賞などの候補になった。「おばちゃんたちのいるところ」は16年の刊行。怪談でおなじみの「八百屋お七」や「お岩さん」といった女性たちが現代によみがえり、パワフルに行動するさまを描いた17編の連作短編集。(野波健祐)