熊本・益城発 自然に戻せるストローで「町のイメージ向上に」

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屋代良樹
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 プラスチック廃棄物の処理が大きな社会問題になるなか、生物資源からストローを作る工場が熊本県益城町にでき、9月末から稼働し始めた。プラスチックの代替品となる生分解性素材を研究・開発するアミカテラ(本社東京)によるもので、関係者は「益城のイメージアップにつなげたい」と意気込んでいる。

 アミカテラは、台湾で植物繊維(セルロース)の研究をしていた増田厚司さん(66)と、めいである熊本市出身の古賀縁さん(55)が、2016年に立ち上げた。それまでは協力関係にある台湾の工場で共同研究を続けていたが、日本でも脱プラの動きが急であるとみて帰国。今年1月に県と益城町と立地協定を結び、セルロース研究製造の工場を構えた。

 工場では、「モドセル」を使ったストローを製造する。同社が開発した、植物繊維を主原料とする新素材。モドセルに使われる植物繊維は竹や樹脂からとれるもので、自然環境下で微生物により生分解される。プラを含まず、燃焼する際に有害物質が発生しない。同社によると、モドセルは「自然に戻せるセルロース」にちなんで命名した。

 新しく稼働した工場は延べ床面積約490平方メートルの一部2階建て。モドセルからストローを作る機材が3ラインあり、フル稼働で一日約65万本を生産する。

 ストローは6ミリ、8ミリ、12ミリの三種類。すでに10月から熊本県庁にある飲食店などで使われている。同社会長の増田さんによると、ホテルとレストランからの問い合わせが多く、これからはさらに需要が増えるという。

 同社は1月に水俣市とも協定…

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