瑞穂町で原種シクラメン開花、来月には見ごろに

杉山圭子
[PR]

 シクラメンの栽培が盛んな東京都瑞穂町で、珍しい原種シクラメンの開花が始まった。JR箱根ケ崎駅近くのみずほエコパーク内。ここに新たな観光資源を生み出そうと町内の生産者と町などが連携して昨秋に苗を植え付けたもので、来月には見ごろを迎える見通しだ。

 植えた欧州原産の2品種のうち、花をつけ始めたのは「コウム」。品種改良を重ねた園芸種と比べると小さく、花の大きさは指先ほどだが、色の濃淡も柄も多彩で愛らしい。町郷土資料館の学芸員、谷亀高広さん(45)は「花だけでなく、葉の模様や形も多彩で楽しめるのが原種の魅力。野生のスミレやサクラソウを見るような気持ちで観賞してもらえれば」と話す。

 昨年10月に植えた4カ所のうち、芝生広場近くの樹林地内が最も育ちがよく、今年追加で植えたものを含めて2千株以上が育っている。順調なら数年後には敷地内一面に群生した状態になることが期待できるといい、「目指す姿に年々近づく様子を、多くの方に見届けてほしい」と呼びかけている。見ごろは来年2月ぐらいまで続きそうだという。(杉山圭子)