車輪が空転、列車も遅延 犯人は「落ち葉」 悩んだJRがとった対策

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宮脇稜平
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 内陸の盛岡駅から山々を抜け、沿岸の宮古駅までを結ぶJR山田線。毎年、秋が深まるにつれてJRが頭を悩ませていることがある。落ち葉による車輪の空転だ。列車の遅れにもつながるため、対策に力を入れている。

 JR東日本盛岡支社によると、昨年9~12月に発生した空転は管内で計200件あり、そのうち116件が山田線だった。山田線では30分以上の大きな遅れが昨年は10月末までに11件起き、今年の同時期は2件多い13件だった。

 路線別の遅延時間をみると、山田線の計2594分に対して、2番目に多かった花輪線と大船渡線は計160分にとどまっており、山田線の遅れが際立つ。

 空転の主な原因は、落ち葉による化学反応だ。レールに付いた落ち葉が車輪に踏みつぶされると、葉に含まれるタンニンとレールの鉄が反応して黒い被膜が作られる。朝露や霜の水分で被膜が湿った状態になり、車輪が滑りやすくなって空転が起きるという。

 空転は落葉の多い10、11月に集中している。特に山田線は山間部を通るため落ち葉がたまりやすい環境にある。さらに路線の勾配がきついことから車輪が滑りやすく、空転による遅延が長引く傾向にあるという。

 空転を食い止めるために、JRはレールに対策を施している。

 一つは専用の装置に着けた砥…

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