ドローン配送、実用化 小菅村で物流大手など

永沼仁
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 ドローン(小型無人機)による配送サービスが、山梨県小菅村で今月から本格運用に入った。実証実験を続けてきた物流大手「セイノーホールディングス」(岐阜)と機体開発会社「エアロネクスト」(東京)が8日、発表した。バス会社などの協力も得て、「貨客混載」にも取り組んでいる。

 エアロ社は昨年11月、村と連携協定を締結。セイノーグループと共同でドローンによる配送拠点を設け、今春から実証実験を重ねてきた。約半年間で村内8地区の半分にドローンが発着できる「スタンド」を設置、利用者から注文を受けた商品の配送を計190回実施したという。

 今月に始めた本格運用では、食料や日用品の在庫300品目の中から、利用者にスマホなどで商品を選んでもらい届ける。配送時間枠は30分間隔で料金は1回300円。天候などの事情で車による配送も行う。

 地域のスーパーなどの商品を宅配する買い物代行サービスも同時に展開しており、利用料はドローン配送と同額。エアロ社の伊東奈津子・執行役員は「敷居を高くしないで利用してもらいたい。高速バスと組み合わせ、特産品を東京に送る実験も進めています」と話す。(永沼仁)